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[2017年版] 個人アカウントとFacebookページの違い

最近では、お店をはじめるにもSNSを利用するのは当たり前の時代になっています。ただ、パソコンを使えない人にとってそれは未知の世界といってもいい程難しいものかもしれません。パソコンスクールで講師をしている私でも、次々に新しいアプリが登場し、勉強の毎日です。

今回は、パソコンを使わない人でも一度は聞いたことがある『Facebook』についてのお話です。

『Facebook』と聞くと、個人で行う日記のようなものと思われる方も多いのではないでしょうか。実は個人で行うだけではなく、お店として又は企業として『Facebook』を開設することもできるんです。それを『Facebookページ』と呼びます。ビジネス利用に最適化されているため、個人のFacebookとはできることが違ってきます。その違いと、Facebookページのメリットとデメリットについてお話したいと思います。

世界最大のSNS、Facebookとは

そもそも、Facebookって何?と思っている方も多いはず。

Facebookとは、世界で11億人以上が使っているSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)で、13歳以上であれば誰でも登録でき、Facebook上で『友達』となった利用者同士で、簡単にコミュニケーションをとれる手軽さから爆発的に利用者数を伸ばしました。日本に上陸したのは、2008年5月で当時はmixiやGREEといったSNSが勢いを持っていましたが、Facebookは『実名制度』が原則のため、信頼性が高くなり、どんどん利用者をのばしていきました。

Facebookでのコミュニケーションといえば、「いいね!」をすることが象徴となっていますが、「いいね!」っていう話じゃないのに「いいね!」するってどうなの?という声をよく耳にしました。現在では、「いいね!」の他にも種類があります。

左から、「いいね!」「超いいね!」「うけるね」「すごいね」「悲しいね」「ひどいね」の6種類になっています。このようにFacebook自体も日々進化し、新しい機能が次々と追加されています。

 

個人アカウントとは

個人でFacebookを行うと、どういった事ができるのでしょうか。大きく分けると2つあります。1つは、前述しているとおり「いいね!」などによって、『友達』とコミュニケーションをとることです。また、『投稿』したり、『コメント』したりすることで、プライベートな情報交換や交流を行います。ただし、『友達』になれる人数には制限があり、5000人と決めれられています。2つ目は、Facebookページを『フォロー』することで、気に入っているお店や企業などの情報を簡単に見ることが出来ます。他にも、『グループ』や『イベント』などを使って様々な人と交流をすることができます。ただし、個人アカウントで言う『交流』とは非営利目的であることが前提となり、Facebookでは、個人アカウントでログインした『タイムライン』を営利目的で利用することを禁止しています。お店や企業の場合は『Facebookページ』を使いましょう。では、あまり聞き馴染みのない『Facebookページ』とは何でしょうか。

 

Facebookページとは

Facebookページとは、お店や企業などが自社をアピールしながら、個人と交流することを目的としています。(以前は『ファンページ』と呼ばれていました)Facebookページをつくるには、まず個人アカウントを作ることが必須で、そこからFacebookページをつくることができます。Facebookページでは、個人の時とは違い、複数で管理することができる他、『ファン』(個人でいうところの『友達』)の上限はなく、無限に増やすことができます。ただし、『友達申請』はできません。また、大きな違いは『インサイト』と呼ばれるアクセス解析ツールを利用することができ、アクセス数やコメントをした数を分析することができます。この『インサイト』を利用することにより、どの『投稿』にどのような反応があったのかを知ることができるため、投稿の改善や運営に役立てることができます。

 

個人アカウントとFacebookページの違い

簡単に表にまとめてみました。では実際に『Facebookページ』を利用するとどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

 

Facebookページのメリット

まずは、メリットのお話。大きく分けて2つのメリットが挙げられます。

1つ目は、『低コストで作成できる』ことです。無料でスタートすることができ、用意するものは、お店や企業の情報と画像だけです。また、運営も無料で行うことができるため、手軽に始められます。

2つ目は、『自社に興味のある人へ直接、情報発信できる』ことです。Facebookページに「いいね!」してくれた人は自社に興味・関心のある人です。そのお客様もしくは、お客様になり得る人から直接意見を聞いたり、情報を伝えたりできることは大きな魅力です。どのような事をお客様は望んでいるのかがわかれば、ニーズに合った商品やサービスを提供することができます。また、人は知らない人から勧められるより、知っている人から勧められたものを信用します。『友達』が「いいね!」している情報を、その『友達』が目にすることにより、口コミの効果も期待できます。

ここまでくると、いいことばっかり!と思う方もいるでしょう。しかし、メリットがあればデメリットもあります。

 

Facebookページのデメリット

Facebookページ最大のデメリットは、『継続的な配信をしなければならない』ことです。運営にあたっては、HPのように作ってしまえばおしまい!ではありません。何度も記述しているとおり、Facebookは『交流』することが目的です。そのためには、コミュニケーションが大切になってきます。『投稿』はもちろん『コメント』がついた投稿への『返信』を随時行っていかなければなりません。また、『投稿』も見る側として、有益な情報でなければ、『ファン』は減ってしまいます。『投稿』や『コメント』に時間を割けないという状態では、Facebookページの運営は難しいと言えます。

他のデメリットとしては、『すぐには効果が出ない』ことと、『デザインでの差別化が難しい』ということです。『ファン』がいない状態でいくら発信しても、見ている人がいなければ意味がありません。まずは『ファン』を増やすことから始めなければいけません。また、HPのように自由にデザインを変えることが出来ないのもデメリットと言えるでしょう。トップページよりも『投稿』を見て『ファン』になる人のほうが多いはずです。その為には、やはり『投稿』が重要になってきます。

 

いかがでしたでしょうか?SNSは奥が深い!上手く利用すれば、有益な情報を得られますが、一歩間違えれば情報漏洩や誹謗中傷の被害に合うことだって考えられます。きちんと理解して、上手に利用したいですね。