前回ご紹介した、『ディスプレイ』はコンピュータの5大装置である出力装置にあたりますが、今回も出力装置であるプリンタのお話です。印刷されて紙が出てくるあたりが、ディスプレイよりも『出力してます!』って感じがしてわかりやすいかと思います。種類はたくさんありますので、今回は代表的な3種類をご紹介したいと思います。プリンタは、その印字方式によってさまざまな種類に分かれます。
コンピュータの5大装置
前回ご紹介していなかったので、今回はコンピュータの5大装置のお話から。
- 制御装置
- 演算装置
- 記憶装置
- 入力装置
- 出力装置
コンピュータを動かすには、大きく分けて上記5種類の装置が必要です。それぞれを簡単に説明すると
制御装置 → 各装置を制御する指導者的な役割です。
演算装置 → 命令に従って演算を行います。
記憶装置 → 動作に必要な情報を保持したり、ファイルとして保存します。
入力装置 → 文字や画像や音声など様々なデータをコンピュータに入力する装置です。
出力装置 → 紙や画面などに処理の結果を出力(印刷したり表示したり)します。
今回ご紹介するのは、見た目にもわかりやすい出力装置にあたるプリンタです。
プリンタの種類
ドットインパクトプリンタ
ドットインパクトプリンタ(インパクトプリンタ)は、印字ヘッドに多数のピンが内蔵されていて、このピンでインクリボンを打ち付けることによって印字するタイプのプリンタです。物理的に印字するため、印字音は大きく、その品質もあまり高くありません。しかし、複写式の伝票印刷に利用できる唯一のプリンタであるため、事務処理分野では重宝されています。性能を表す際には、1秒間に何文字印刷できるかを表す『CPS(character per second)』が用いられます。
インクジェットプリンタ
インクジェットプリンタは、印字ヘッドのノズルから、用紙に直接インクを吹き付けて印刷するプリンタです。インクのにじみなど印字先の紙により左右されますが、基本的に音も静かで、印字速度も速いです。高品質のプリンタとして普及しています。最近では基本のCMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)に加えて、ライトシアンなどを加えた多色表現のできるモデルも出ており、写真並みの高画質印刷ができるようようになってきています。
レーザプリンタ
レーザプリンタは、レーザ光線を照射することで、感光体上に1ページ分の印刷イメージを作成し、そこに付着したトナー(顔料など色粒子からなる粉)を紙に転写することで印刷するプリンタです。基本的にはコピー機と同じ原理です。ページ単位で印刷するため非常に高速で、音も静かです。粉を定着させる方式であるため、インクがにじむようなこともなく、もっとも高品質な印字をすることが可能です。ビジネス用途のプリンタとして普及しています。性能を表す際には、1分間に何ページ印刷できるかを表す『PPM(pase per minute)』の単位が用いられます。
サカソパソコンスクールにあるプリンタ
ちなみに、サカソパソコンスクールにあるプリンタはこちら
『インクジェットプリンタ』と『レーザプリンタ』です。使用用途によって使い分けを行っています。
他にも名刺を印刷する専用のプリンタやコンパクトサイズのプリンタなど計4つのプリンタをご用意しています。
ちなみに、たくさんの植物を一緒に置いていますが、植物には加湿する効果があるので、静電気防止にも役立つそうです。プリンタの用紙が重なって出てきてしまう場合は、静電気の可能性もありますので、是非試してみてください。