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ハーバリウムの花材の色落ち実験

今回は、ハーバリウムで使う花材がどれくらい色落ちするのかを実験したので、記録としてブログに書きたいと思います。

色落ちというのは、ハーバリウムで使用する『プリザーブドフラワー』のように染められている素材をオイルにつけることで、その染料がオイルに溶け出てしまう状態のことをいいます。最近は、ハーバリウムの人気もどんどん出てきているため、使い慣れた花材を使用できなくなってきています。なので、今回は、初めて購入した『カスミ草』の『プリザーブドフラワー』が色落ちしないか実験してみました。

 

こちらが購入した『プリザーブドフラワー』です。少しずつですが、6色入っているので、ちょっとしたアクセントに使うのに便利です。

 

こんな感じで、100均で買った小瓶に『カスミ草』を少しずつ入れて、オイル(流動パラフィン)を入れました。今回は実験用なので、特に密閉は意識せずコルクの小瓶にしました。

 

こちらが3日後に撮影したものです。特に色落ちはありませんでした。これで安心して使用することができます。(現在1週間以上経過していますが、色落ちはありません)

色落ちすることで、オイルに色が付き、それがまた綺麗な場合もあります。

これは秋をイメージして作ってみたハーバリウムです。オレンジ色の紫陽花を使用したので、色落ちしてオイルに色が出ていますが、秋の感じがより出てちょっと美味しそうにも見えます。黄色やオレンジの花材は色落ちしやすいようです。

 

せっかくなので他の作品も載せてみました。こちらは、色落ちしていないので、透明感のある作品になりました。

 

こちらは、ピンクと白の紫陽花と白のカスミ草でつくりました。リボンもつけて女の子っぽい作品にしてみました。瓶が長いハーバリウムもかわいいですが、個人的には短めのものが飾りやすくて好きです。

 

最後にちょっとだけ染料に関するお話。

染料の原料には鉱物系・動物系・植物系があり、いずれも粉状です。この粉状の染料を液状にするために溶かす材料が水・オイル・アルコールなどになります。水で溶いた染料を使用したプリザーブドフラワーを使用すれば、ハーバリウムオイルに溶けだすことなく、色を長く保つことができます。反対に、オイルやアルコールで溶かした染料で染めているとハーバリウムに使用した場合、色落ちしやすくなるというわけです。ハーバリウムを作る際、わざわざ今回のように実験ができない場合は、水で染料を溶かして染めた(水溶性染料)プリザーブドフラワーが適していると考えられます。ただし、花材をつくっている業者さんや使っているオイル、保管場所によって差がでてきますので、注意が必要です。もし、ご家庭でハーバリウムを作っている方がいれば、色落ちしたと悲しまず、色落ちして、どんどんオイルに色が付き、お花の色が変化する様子を楽しんでいただけると嬉しいです。